著者:吉野源三郎 前書き:池上彰 マガジンハウス おすすめ度★★★★★
タイトルは子供向きだが、子供だけでなく大人にも読んで欲しい、いやむしろ大人が読むべき本と思います。
下記が筆者の主張
・他人の勇気に対して、心から感じたことを大事にする。なぜ感動したかを考える。
・本当に人類に役に立つ、万人から尊敬される発見が大事
・赤の他人にもお互い好意を尽くし、それを喜びとすることは美しい。
・世の中の貧しい人は生産する人が多い。生産することは人間らしいこと。生産する人への感謝の気持ちを持つべき。
・人間の価値は貧富の差で決まるわけではない。
・自分の過ちを認めること。これは人間だけができる立派なこと。苦しいことに出会うと本来人間がどうあるべきかがわかる。人間らしい苦痛は、過ちに対する後悔。
・世の中に役立つ人間になること。すべての人と友達になれるような世の中にならなければいけない。
上記の主張は文字だけ読んでわかったつもりでも、わからないと思います。この本を読んで、子供の体験を通して初めて理解できるようになっています。すべての子供がこの本を読んで理解し大人になると、いい世の中になると思いますが、実際に世の中に起こっていることは、違うことばかりです。箇条書きにするのは簡単ですが、実行するのは難しいです。

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